連続テレビ小説「ちむどんどん」107話「豚とニガナは海を越えて」

養豚場

寛大「突然 すいません。 いえ もしかしたら またお世話にな なってるんじゃないかと思いまして。 ええ 今日で もう丸3日…。 分かりました。 お願いします。」

賢秀「親父さん! これ。」

清恵<208番の母豚は いつも予定日より 分娩が早いので 気にかけて下さい。 清恵>。

寛大「あのバカ 分娩のことより 自分こと心配せえ。」

賢秀「捜しましょう。 2人で東京に。」

寛大「保証人もいない女が 手っ取り早く働くとなれば 住み込みの水商売だ。」

賢秀「本気で捜せば 絶対に見つかります。 行きましょう!」

夜の街

客♬『ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して』

清恵「はいはい はいはい。 寄り道しないで まっすぐ帰ってくださいね。」

客「リリィちゃんもね~ グンナ~イ。」

清恵「はい グンナ~イ。 またね~。」

沖縄料理店・ちむどんどん

暢子「あっ いらっしゃいませ。」

(無言で立ち去る客)

閉店後

和彦「何か手伝おうか?」

暢子「大丈夫。」

和彦「子供のためにも 早く休まないと。」

暢子「向いていないのかもしれない。」

和彦「この間 ここで二ツ橋さんが 言ってくれたこと 覚えているよね?」

回想

二ツ橋「うまくいかない時は たとえ悔しくても 悲しくても やめてもいいんです。 一度 止まって 休んでもいいんです。」

回想終了

和彦「一旦 店を閉めよう。 やめるんじゃない。 一度 立ち止まって じっくり考えて またやり直そう。」

暢子は ちむどんどんを 一旦 休業することに決めました。

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