賢秀「あっ… あの すいません。 猪野清恵って女 知りません? 背は デージ小さくて…。」
ママ「知らないね。」
(ドアが閉まる音)
賢秀「はぁ~…。 はぁ~…。」
回想
清恵「毎日コツコツ 泥んこになって働く 父親を見ているうちに 一から生まれ変わってみようって。」
賢秀「ここで一生 一緒に働かせてください!」
清恵「いいの? 私で…。」
回想終了
ママ「リリィ 変なのが捜してたから気を付けな。」
清恵「は~い。」
ちむどんどん・2階
和彦「病院の定期健診 問題なしでよかったね。」
暢子「うん。 あっ…。」
和彦「えっ? どうした?」
暢子「動いた。」
和彦「分かんない…。」
暢子「フフフッ…。 楽しみに待っているからね。 元気に出てきてよ。 いつか必ず 一緒に沖縄そば作ろうね。」
和彦「あっ 蹴った!」
暢子「蹴ったね。」
和彦「うん。 ハハハッ…。」
沖縄料理店・ちむどんどん
暢子「はい。」
歌子「頂きます。」
矢作「頂きます。」
歌子「ん~ 十分おいしいと思うけど…。」
矢作「何かが欠けてるような イマイチ物足りねえ。」
歌子「もしかしたら…。 豚肉… かも。」
矢作「豚肉…。」
暢子「であるよね 豚肉。 やっぱり 足りないのは おいしい豚肉だよね。」
清恵「ごめんくださ~い。」