連続テレビ小説「ちむどんどん」123話「やんばる!ちむどんどん!」

やんばるちむどんどんの 開店前日になりました。

暢子「よし いよいよ明日オープン! ほっ…。」

(笑い声)

暢子「頑張って… いちゅんどー!」

一同「いちゅんどー!」

(拍手)

(電話の呼び鈴)

暢子「アイ…。 はい もしもし。 あっ 運転さん。 えっ? 麺が 納品できない!? はい… はい…。 だけど 開店は 明日なのに…。」

和彦「どうしたの?」

暢子「急に 電気系統のトラブルで 機械が動かなくなって 運転さんも 本当に申し訳ないって…。 だから 明日の納品はできない…。」

石川「えっ…。」

暢子「出汁も 豚肉も 野菜も 全て カラキのちむどん麺に合わせて 仕上げているから あの麺がないと…。」

石川「延期するしかないってこと?」

暢子「できるわけないさ。 みんな 明日のオープンに合わせて 遠くから駆けつけてくれるわけだし。」

和彦「だけど 肝心の麺が…。」

暢子「大丈夫。 明日 開店する!」

良子「どんなやって?」

暢子「うちが 麺を作る。」

歌子「作る?」

智「麺を?」

石川「製麺所には 何人分 注文したわけ?」

暢子「少し余裕を持って 100食分です。」

石川「100食分のカラキ 集めるのは無理じゃない?」

良子「みんなに 声かけてみよう。 やろう!」

歌子「できることは 何でも手伝う!」

暢子「ネーネー 歌子 ありがとう!」

和彦「やりますか!」

暢子「ありがとうございます! お母ちゃん 子供たちのこと お願いしていい?」

優子「うん。」

暢子「あと おばぁたちにも 声をかけてもらえる?」

優子「もちろんさ。」

暢子「お願いします!」

滝彦 晴海「お~!」

(拍手)

暢子「ありがとね! みんな ありがとう!」

歌子「あちこちで カラキを集めてきた。」

智「小麦粉も とりあえず50食分ぐらいは確保。 残りも そろえられそうさ。」

暢子「ありがとう。 本当に ありがとう!」

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