連続テレビ小説「ちむどんどん」47話「あの日、イカスミジューシー」

平良家

(戸の開閉音)

三郎「ただいま。」

多江「お帰りなさい。 お風呂は?」

三郎「うん 疲れたから もう寝る。」

多江「どうしたんです?」

三郎「ん? ちょいと 蹴つまずいてな。 フッ。 どうってことねえよ。 お休み。」

比嘉家

良子「これ 東京行きの旅費と病院代。」

優子「お金は こっちで なんとかするって。」

良子「使って。 お願い。」

優子「ありがとう。」

優子「で 良子の相談って 何?」

良子「またにする。 相談というほどのことでもないし。」

優子「本当に 大丈夫ね?」

良子「うん…。 それより 検査して 難しい病気でも見つかったら また 大変になるね。」

優子「だけど このまま 何も分からないで 暮らすのは かわいそうだから。」

良子「せっかく就職できたのに 今日で退職か。」

優子「病欠が多いと困るって言われたら 気まずくて もう居られないって言って。」

普久原運輸

(拍手)

歌子「短い間でしたけど 本当に お世話になりました。 本当に ありがとうございました。」

(拍手)

花城「ご苦労さまでした。」

歌子「初めてです 花束とか。」

社長「今日は もう一つ 報告がある。 花城。」

花城「はい。 この度 経理の伊志嶺利佳さんと 結婚することになりました。」

社員「お~!」

(拍手)

(拍手と歓声)

社員「ご両人 今のお気持ちを ひと言!」

(笑い声)

花城「幸せにします!」

利佳「ついていきます。」

(拍手と歓声)

利佳「比嘉さん 歌の雑誌 楽しんでもらえましたか?」

花城「あれ 彼女のもので もう要らないって言うから。」

歌子「あっ そうだったんですか。」

利佳「あんまり話せなかったけど 今度 私たちのおうちに 遊びに来てね。」

歌子「はい。 失礼します。」

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