葬儀
暢子「ニーニーや ネーネー 歌子には『幸せになれ』って言ったのに うちだけ 何も言われなかった。」
良子「そのままでいいと思ったから。 暢子は 暢子のままでいい。 そう思ったから 何も言わなかったと思うよ。」
暢子「うちのままで?」
回想
賢三「暢子は 暢子のままで上等。 自分の信じた道を行け。」
回想終了
暢子「そうか…。」
賢秀「父ちゃ~ん! 父ちゃ~ん! 何やってる。 早く!」
歌子「海にいるの?」
賢秀「人は死んだら 海の向こうのニライカナイに行くって。」
良子「ニライカナイって そうなんだっけ?」
歌子「お父ちゃ~ん!」
賢秀「そんな声で聞こえるか!」
歌子「お父ちゃ~ん! ありがとう!」
良子「お父ちゃ~ん うち 必ず先生になる!」
賢秀「父ちゃ~ん! あとは任せれ! 全部やるからよ~!」
暢子「お父ちゃ~ん! 大好き! ずっと ずっと大好きだからね~!」
子供たち「お父ちゃ~ん! お父ちゃ~ん!」
暢子「大好き~!」
歌子「お父ちゃん!」
子供たち「お父ちゃ~ん!」