連続テレビ小説「ちむどんどん」71話「ウークイの夜」

和彦「嘉手刈さあんと お知り合いなんですか?」

房子「ちょっとね。」

和彦「だけど 確か オーナーは 沖縄には…。」

房子「一度も行ったことがない。」

和彦「なのに どうして…。」

房子「これ 嘉手刈さんに渡して。 もし受け取らなかったら 奥さんに。」

和彦「何です?」

房子「渡せば分かる。」

和彦「分かりました。 行ってきます。」

比嘉家

賢秀「ごちそうさまでした! あ~ 落ち着いた。 給油完了! 完全復活~! あ~。」

暢子「それで お母ちゃんと善一さんが再婚って どうなってるわけ?」

良子「善一さんは すごく乗り気で 歌子のことも引き取って 絶対に不自由はさせないと 言ってるって。」

暢子「お母ちゃんは?」

良子「前向きみたい。」

暢子「しんけん? お母ちゃんが そう言ったの?」

良子「安室のおばぁと 新垣のおばぁから聞いた。」

賢秀「えっ? 再婚したら母ちゃんは『前田優子』になるわけ? 母ちゃんと別々の名字になるのは 納得いかん!」

暢子「ニーニーは 相変わらず子供だね。」

賢秀「暢子は 相変わらず のんきすぎヤサ。」

良子「歌子は?」

歌子「うちは お母ちゃんの気持ちを 大事にしてあげたい。」

良子「うちは 賛成できない。 結婚は 当人同士だけの問題じゃない。」

歌子「お父ちゃんは どう思ってるのかねぇ。」

暢子「考えてもしょうがない。 直接 聞いてみよう。」

賢秀「おう。 よし 行こう!」

山原村共同売店

善一「暢子 賢秀! お盆で 帰ってきたの?」

暢子「善一さん そんなことより。」

善一「あっ 縁談の話 聞いたわけか。」

うなずく一同

善一「申し訳ない! 俺と優子さんが再婚するという うわさが広まってしまって。 不愉快な思いさせて 本当に… 申し訳ないねぇ。」

暢子「なら 善一さん自身は…。」

善一「優子さんのことは 人として尊敬してる。 とても 大事に思ってる。 だけど 俺の勝手な思いで 優子さんを苦しめたり この村に いづらくなったりすることが あってはならんさぁ。」

良子「どんなするの?」

善一「ああ… どうしたらいいか 俺自身 分からなくなってる。 いい年して 恥ずかしい限りヤサ。」

新垣「アイ 久しぶりね。 暢子 賢秀~!」

安室「お帰り。 元気ね? アイ 優子は?」

善一「ああ 今日は 休み。 アリ あれよ。」

新垣「ああ… あれやー。」

安室「ああ… であるわけね。」

暢子「休み?」

良子「お母ちゃんは どこに?」

善一「ああ それは…。」

賢秀 暢子「ん?」

賢秀「何?」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク