洞窟
そのころ 和彦は 嘉手刈老人が 遺骨収集をしているという 沖縄本島南部の洞窟に 取材に訪れていたのですが…。
ツル「あんた。」
和彦「嘉手刈さん 初めまして。 東京から来た 東洋新聞の青柳といいます。」
嘉手刈「帰ってちょうだい。」
ツル「何で? 昨日 言ったでしょ?」
和彦「嘉手刈さんが 遺骨や遺品を 家族のもとに返す活動を続けてらっしゃる お気持ちを伺いたいんです。」
嘉手刈「マスコミは 好かん。」
優子「すいません うちは そろそろ。」
男性「ヤサ お宅は やんばるだったよね。」
和彦「やんばる? おばさん!?」
優子「和彦君…。」