夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第10回)(最終回)

(鳥の声)

春日「野本さん 野本さん。」

野本「あ… あ すいません 私 寝ちゃって…。 あ 今 何時ですか?」

春日「6時過ぎです。 すいません。 私も仮眠とって 起こすつもりだったんですけど…。」

野本「あ~ すいません 私が寝落ちしたばっかりに…。」

春日「ちょっと明るくなってますけど まだ 昇りきってないですよ。」

野本「でも どうしよう。 海は もう間に合わないですよね。」

春日「裏の公園 行きますか。 結構高台ですよね。 きれいに見えるかもしれないです。」

野本「あ それだ! 行きましょう!」

公園

野本「寒いね~。」

春日「大丈夫ですか? 寒くないですか?」

野本「大丈夫 大丈夫。 急ごう! ひいい 結構あるね。」

春日「どうしますか? ここからでも多少は見えるかもしれないですけど。」

野本「登ろう! せっかくだから。」

春日「はい。」

野本「うん。」

野本「きついね。」

春日「はい。」

野本「あとちょっと。」

春日「はい。」

野本「着いた~! 間に合った?」

春日「間に合いましたね。」

野本「わ~… きれい。」

野本「見れましたね。」

春日「はい。」

野本「あ 明けましておめでとうございます。」

春日「明けましておめでとうございます。」

2人「今年も…。」

野本「今年も よろしくお願いします。」

春日「よろしくお願いします。」

<2人の時間を これからも>

野本「あっ 年越しそば食べてないですよ。」

春日「そうでした。 朝ごはんで食べましょう。」

野本「そうだね。 じゃあ 朝から えび天ものせちゃいましょう。」

春日「いいですね。」

野本「うん。 おなかすいてきちゃったな。」

春日「おなかすきましたね。」

野本「ね~。」

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