(鳥の声)
春日「野本さん 野本さん。」
野本「あ… あ すいません 私 寝ちゃって…。 あ 今 何時ですか?」
春日「6時過ぎです。 すいません。 私も仮眠とって 起こすつもりだったんですけど…。」
野本「あ~ すいません 私が寝落ちしたばっかりに…。」
春日「ちょっと明るくなってますけど まだ 昇りきってないですよ。」
野本「でも どうしよう。 海は もう間に合わないですよね。」
春日「裏の公園 行きますか。 結構高台ですよね。 きれいに見えるかもしれないです。」
野本「あ それだ! 行きましょう!」
公園
野本「寒いね~。」
春日「大丈夫ですか? 寒くないですか?」
野本「大丈夫 大丈夫。 急ごう! ひいい 結構あるね。」
春日「どうしますか? ここからでも多少は見えるかもしれないですけど。」
野本「登ろう! せっかくだから。」
春日「はい。」
野本「うん。」
野本「きついね。」
春日「はい。」
野本「あとちょっと。」
春日「はい。」
野本「着いた~! 間に合った?」
春日「間に合いましたね。」
野本「わ~… きれい。」
野本「見れましたね。」
春日「はい。」
野本「あ 明けましておめでとうございます。」
春日「明けましておめでとうございます。」
2人「今年も…。」
野本「今年も よろしくお願いします。」
春日「よろしくお願いします。」
<2人の時間を これからも>
野本「あっ 年越しそば食べてないですよ。」
春日「そうでした。 朝ごはんで食べましょう。」
野本「そうだね。 じゃあ 朝から えび天ものせちゃいましょう。」
春日「いいですね。」
野本「うん。 おなかすいてきちゃったな。」
春日「おなかすきましたね。」
野本「ね~。」