マンション
野本宅
<やば。 こんな量>
野本「やってしまった。 はあ~…。」
(足音)
(ドアの閉まる音)
春日宅
(チャイム)
数時間前
春日の職場
春日「お疲れさまです。」
藤田「あっ 春日さん お疲れさまです。」
春日「来月のキャンペーンのポップ 持ってきました。」
藤田「ありがとうございます。」
春日「持っていきますね。」
藤田「ああ すいません。 この間の新商品 売れてますよ。」
春日「本当ですか。 よかったです。」
食堂
明代「あっ いらっしゃいませ。」
清「いらっしゃ~い。 じゃ こちらにどうぞ!」
明代「はい 何ししましょう。」
春日「唐揚げ定食1つ。」
明代「はい。 唐揚げ1つ!」
清「はいよ!」
客「こっちも 唐揚げ定食。」
明代「はい かしこまりました。 唐揚げ もう一つ。」
清「はい 唐揚げ2つ!」
明代「は~い。」
清「はい 唐揚げ定食 お待ち遠さまです。 はい こちらも唐揚げ定食 どうぞ!」
客「はい。」
春日「あの…。」
清「はい。」
春日「このごはん…。」
清「あっ ごはんの量 少なめにしておきましたよ!」
春日「あの… 普通についで下さい。」
清「ああ! こりゃ すいません…。 はい お待たせしました。 すいません。」
春日「いただきます。」
春日「お勘定お願いします。」
清「え~っと… どれだっけな。」
春日「あっ 唐揚げ定食1つです。」
清「あっ 唐揚げ。 あの~… 900円になります。 はい ちょうど頂きます。」
春日「おいしかったです。」
清「お粗末さまです。 ありがとうございました。」
明代「ありがとうございました。」
清「えっ?」
明代「女の人だからって 勝手に減らしちゃ駄目でしょ。」
清「悪いことしたなあ。」