夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第4回)

野本「結構大変ですか?」

春日「いえ… でも ちょっと力がいりますね。」

野本「交代します。」

春日「ありがとうございます。」

野本「ここから 60分蒸して 冷やします。」

春日「はい。」

野本「大体 4時間くらいかかるので 今5時だから 9時か…。 春日さん お夕飯は?」

春日「今日は 昨日の残り物があって それを食べようかなと思ってました。」

野本「そっか。 私も 昨日のお鍋の残りが残ってて…。」

春日「じゃあ 再集合しましょうか。」

野本「えっ? う… うん。 9時でいい? もう少し遅くても。」

春日「お風呂とかも 済ませてからでもいいですか? 10時とか… 遅いですか?」

野本「ううん! 全然平気! 何か お泊り会みたいだね。 寝る準備済ませてから集合?」

春日「そうですね。」

野本「うん しっかり冷えてますよ~。 よいしょ! じゃ~ん! 大きいから 心配だったんですけど うん! ちゃんと固まってます。」

春日「きれいにできてますね。」

野本「春日さん これで終わりじゃありませんよ。 カラメルソースも作っちゃいました~。」

春日「野本さん… 天才ですか?」

野本「はい。 では…。」

2人「いただきます。」

野本「あっ もっと食べます?」

春日「あっ 自分でやります。 野本さんも食べて下さい。」

野本「あ はい。 ではでは…。 どうかな? う~ん おいしい。 かぼちゃの甘味が やさしいですね。」

春日「今日は長い一日でしたね。」

野本「うん そうだね。 盛りだくさんだったね。」

春日「こんな楽しみがあったんですね。」

野本「え?」

春日「ファーマーズマーケットも 何度も行ってますけど 海に行ってみようなんて 思わなかったですし かぼちゃも プリンにしようなんて 思わなかったですから。 野本さんだから やろうと思ったんだと思います。」

野本「春日さん…。 私も かぼちゃまるごと プリンにするなんて 思いつかなかったよ。 春日さんがいるから こうやって作れたわけだから… 何か… ありがとうございます。」

春日「何か… てれますね。」

野本「うん やっぱりおいしいね。 カラメルも うまくできてる。 おいしいですよね。」

春日「はい。」

野本「おいしい。」

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