夢
野本「春日さん。 春日さん…。」
みか「ユキちゃん。」
野本「え?」
みか「ユキちゃん ユキちゃん。」
野本「え?」
みか「ユキちゃんは 誰のことが好き?」
もえ「みかちゃんは 好きな男の子3人もいるんだって。」
みか「言わないで~。 ユキちゃんは?」
野本「私は…。」
みか「じゃあ 行こうか。」
もえ「うん。」
野本「茉里 玲奈 帰ろ!」
茉里「ユキ ごめん。 私 翔君と一緒に帰るから。」
玲奈「私も崇君と帰る。」
野本「え?」
茉里「みんな そうしてるじゃん。」
野本「私は…。」
母「ユキ。 ユキも遊んでないで そろそろいい人見つけないとね。」
森岡「野本さんって 絶対いいお母さんになるタイプっすよね。」
「まだ彼氏いないの~?」
「どんな男がいいの?」
「早く結婚しないと 誰ももらってくれなくなるよ。」
「野本さんて もてそうなタイプですよね。」
「結婚したくないって 絶対うそじゃん。」
「その年で焦ってないの?」
「周りのみんな 結婚してるし みじめじゃない?」
「野本さんも 実は彼氏 欲しいくせに。」
<ずっとそうだった…。 みんなと同じを求められる時…>
回想
みか「ユキちゃんは 誰のことが好き?」
回想終了
<男性と一緒になるのが普通だって 言われる時…>
回想
茉里「みんな そうしてるじゃん。」
回想終了
<居心地が悪かった。 そういう自分が 確かにずっといた…>
(携帯の着信)
春日『薬は足りてますか? 必要なら買って持っていきます。 他にいるものがあれば。 ご飯は食べましたか? 食欲はありますか?』。
野本『ありがとうございます。 そういえば、ごはん食べてなくて。 食欲ありそうです』
春日『わかりました。 15分後くらいに伺います』