みづえ「さあ 食べましょうか。 ね 食べよう。」
容子「そうだね。」
柴田「そうですね 食べましょう 恵里さん。」
恵里「はい。」
恵達「なんか… あれだな。」
恵里「ん?」
恵達「なんか… 卒業式みたいでしたね。」
容子「ハハハ そうだね。 卒業式のあと 教室に戻って 先生に一人一人 言葉もらってさ。 あったねぇ。」
柴田「ありましたねぇ。」
恵里「ありました ありました。 最後 皆で泣いてしまってね。」
みづえ「さあ 食べましょうよ。 たくさん 作ったんだから。 フフフフ。」
恵里「あ そうだ 管理人さん。」
みづえ「ん? 何?」
恵里「管理人さんだけ 別の手紙なんですよね。」
みづえ「そう。」
容子「何? 読まないの? ねえ 読まないの?」
みづえ「うん あとで こっそり 1人で 読むの。」
恵里「え~! あ でも そうか。」
みづえ「ウフフフ そうよ。 大事な 大事な 恋文ですもの。 ウフフフ。」
恵里「そっか…。」