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柴田「ちゃんと持てよ!」
恵里「こんにちは!」
柴田「こんにちは!」
恵里「今日から『マンデリン』に住む事になりました 古波蔵恵里。 これ 私のおばぁと お母さんが 作った お菓子です。『よろしくお願いします』という事で。」
柴田「わざわざ ごていねいに…。 あ! 痛っ!」
恵里「大丈夫ですか?」
柴田「大丈夫です。」
恵里「ひょっとして お引越し?」
柴田「とんでもない!」
恵里「そうですか。今度とも よろしくお願いします。」
柴田「こちらこそ。」
「先輩 引っ越しは?」
柴田「そんなもの する訳ないだろ。 俺は ここが好きなんだよ 早く戻せ。」
恵里「じゃ!」
柴田「かわいい!」
グアテマラ
サーターアンダギーにご満悦の真理亜w
ブルウマウンテン
(ノック)
恵里「いないのかな? いらっしゃったんですか?」
島田「何?」
恵里「2階の『マンデリン』に引っ越してきた 古波蔵恵里といいます。」
島田「あ そう。」
恵里「これ おばぁちゃんと お母さんが 作った お菓子なんです。」
島田「そう。」
恵里「もしかして お独りなんですか?」
島田「うん。」
恵里「おいしいお菓子です。 お茶 いれましょうか?」
島田「ありがとう。」
恵里「よろしくお願いします。 ホント 東京の人も いろいろだね。」
沖縄
恵文「電話こないね 恵里から。」
勝子「こないと思う すぐには。」
恵文「そうかね。」
ハナ「一応 家出だからね。」
電話の呼び鈴が鳴る
恵文「俺がでる!」
東京
受話器を置く恵里
恵里「まだ早いか? 仕事も決まってないし。」
沖縄
恵文「もし!(発信音)何 今のは? なんかあったのか? 恵里に。」