あらすじ
善作(小林薫)は糸子(尾野真千子)の独立はまだ早いと、紳士服専門店へ修業に行かせる。意地の悪い店主(団時朗)や同僚に苦労する糸子だが、ひとり川本勝(駿河太郎)という職人だけは、愛想がよい。一方玉枝(濱田マリ)から、勘助(尾上寛之)の帰りが遅く、家に給料を入れなくなったと相談される。探るうちに糸子は、勘助がダンスホールに入り浸っていることを突き止める。目当ては美しい踊り子・サエ(黒谷友香)だった。
33回ネタバレ
小原家
小原呉服店
<『金は要らん。 喜んでくれたら そんでええ』。 なかなか言えん事を言うて うちは 自分を立派やと思いました。 けど よう考えたら 何で それが なかなか言えん事かゆうたら…>
善作「で お前 結局 今日 何ぼ 集金してきたんや?」
糸子「えっ?」
善作「今日 何ぼ 集金したんや?」
糸子「堪忍…。」
善作「何や?」
糸子「もうてへんねん…。」
善作「へっ?!」
<そんなもん 商売と ちゃうからでした>
(ミシンの音)
(下駄の音)
善作「全部 返してもうた。 お前が商売すんのは 100年早い!」
糸子「はい…。」
善作「もういっぺん 外 働きに行け。 よその店で 一から修業してこい!」
紳士服・ロイヤル
玄関前
<そう言うて お父ちゃんが 見つけてきたんは… 隣町の紳士服の店でした>
写真屋「あっ そちらの方も どうぞ。 入って下さい。」
糸子「あ… はい。」
写真屋「じゃあ 撮りますよ。 はい!」
店内
店主「また どうぞ!」
<女物に比べて 男物の洋装は もう このころ かなり 世間に 広まってきてるよって この店も 結構 繁盛してます>
客「何や やっぱし 洋服っちゅうんは こそばいもんやのう。」
店主「まあ 着慣れんうちは そういうもんや。」
<この大将が まあ とにかく 威張っちゃって…>
糸子「お疲れさんです。」
店主「入れ直せ。」
糸子「薄かったですか?」
店主「何? 入れ直せ!」
糸子「けど… どない まずいんか 言うてもらわんと。」
店主「ええから 入れ直せ!」