連続テレビ小説「ちゅらさん」57話「太陽(てぃだ)、見つけた!」ネタバレ

一風館
ダイニング

容子「はあ…。」

真理亜「ついていけない 私には 理解不能。」

ちゅらさんの画像

恵里「そうですか?」

みづえ「運命ねぇ なんか すてきね。」

恵里「そうですよね。」

容子「運命って 言われちゃうとねぇ。」

恵達「また それか。」

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柴田「僕は…。 僕は 賛成です。 恵里さん 向いてると思いますよ きっと。」

恵里「え? 本当ですか? そう思います?」

柴田「はい。」

容子「向いてるっていうのは 私も そう思うけどね。」

恵里「え? やっぱりですか? うれしいなぁ。」

容子「うん まあねぇ。」

柴田「いいですね 白衣の天使 ピッタリです。 僕 応援します。」

恵里「ありがとうございます。 白衣の天使か…。 いや 参ったな。あ。」

真理亜「スケベ!」

柴田「え? なんてことを言うんですか そんなんじゃ ないですよ。 僕はですね 北海道の別海町という場所で 育ったんです。」

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柴田「家は 牧場でして 母親が ケガで ずっと入院していた…。 町の中央病院に バスで 1時間半ぐらいの所で 冬になると 大変なんです。 でも 子供だから母親に会いたい。」

恵里「はい。」

柴田「やっぱり 行くわけです 吹雪の中。その病院には 優しくて きれいな 看護婦さんがいて あ 典子さって 松下典子さんて 看護婦さんがいて 僕が病院に行くと 必ず あったかいココアをいれてくれる…。 僕の初恋の人でした。」

恵里「そうですかぁ。」

柴田「はい 母が退院する時も『いつでも ココア飲みにおいで』って『いつでも 遊びにおいで』って 言ってくれたんですよ。」

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恵里「へえ…。」

容子「で 行ったの? また。」

柴田「はい もちろうん 行きました。」

容子「え?」

真理亜「普通 行かないわよねぇ。」

容子「そうよねぇ。」

柴田「え そうなんですか?」

恵里「で 初恋は どうなったんですか。」

柴田「実は その人 結婚していることが 分かったんです。 ショックでした。」

容子「初恋が 不倫だったんだ。」

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柴田「そういう言い方をすると なんか。」

真理亜「幸せには なれないわね きっと。」

柴田「そうなんですか?」

真理亜「だいたいさ 疑問なんですけど 何で 私たちは こんな話をするの。 家族でもないのに まるで 家族会議だわこれじゃ…。」

みづえ「いえ 家族みたいなものですよ。」

真理亜「そういうアパートじゃないでしょ?」

恵達「あの すみません 家族なら ここに。」

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恵里「恵達!」

容子「あら?」

みづえ「お帰りなさい。」

恵達「どうも ただいま。」

恵里「あんた いつ 戻ってきたの? ずっと そこに居たの? いつから。」

恵達「『看護婦になりたいんです』って 言った時から。」

恵里「あ そうなんだ。 な~んだ ま そういうことなのよ。」

恵達「『そういうことなのよ』じゃない。 本当に 皆さん すみません。」

恵里「何で あんたが謝るの? いいから 部屋へ行こうか。 姉え姉え ホラ。」

恵里「チョット 何よ。」

恵達「いいから!」

恵里「すみません。 お先に。」

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