連続テレビ小説「ちゅらさん」69話「恋しくて肝(ちむ)どんどん」ネタバレ

恵里「あ それなら ビーチパーティーですよ。」

安藤「ビーチパーティーって ホントに 海辺で パーティーするの?」

ちゅらさんの画像

恵里「そうですよ 楽しいですよ ステーキとか焼いたりして。 それにね ステーキが 安いんですよ。 だから いくら食べても 大丈夫ですよ。」

安藤「そっか~ 行きたいな 沖縄。 海か… もう一回 行きたいなぁ!」

恵里「何 言ってるんですか 安藤さん 退院したら 行けますよ。」

安藤「そうだね。」

恵里「あ その時は 教えて下さいね。 穴場のポイントとか 安くておいしいお店 紹介しますから。」

安藤「ありがとう。」

奈々子「(せきばらい)」

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ナースステーション

奈々子「あのね。 入院してる患者さんに ステーキの話とか するんじゃないの。 お肉が食べたくても 食べられない人も いるんだから。 そうでしょう。」

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恵里「はい そうですね。 すみませんでした。 あの 佐々木さん。」

奈々子「何?」

恵里「佐々木さんのポケットの中って どうなってるんですか?」

奈々子「は?」

恵里「いや なんか いつでも 使う物が すぐ出てきて 『四次元ポケット』みたい。 私なんか いつも 一つ一つ 取りに行って。」

奈々子「要領が悪いだけ あんたの。」

恵里「すみません。 あ そうだ さっきの丸くなった はさみ 何で 丸くなってる…。」

奈々子「ああ これね。 ほら はさみって 患者さんの近くで使う事あるよね。」

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奈々子「間違って 患者さんを傷つけたり しないようね 丸くなってるの。 それに これだと ポケットに入れて おいても 穴があく心配ないし。」

恵里「ほう なるほど…。」

奈々子「そんなこと 実習で 説明されたでしょ?」

恵里「すみません そういえば なお…。」

祥子「フフフ。」

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奈々子「チョット 失礼。」

恵里「え どこ行くんですか? どこですか? 私も行きます。」

奈々子「トイレよ。」

恵里「そうですか。」

奈々子「ついてないわ 私…。」

恵里「あ 佐々木さん そのまま どこかに 行ってしまわないで下さいね。 一度 こちらに戻られてから 次の業務に一緒に行って下さい。」

奈々子「分かったわよ。」

恵里「お願いしま~す。 行ってらっしゃい。」

聡子「何 絶好調?」

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恵里「そうでも ないんですけどね。 最初は なんか 全然 自分が 何も 出来なくて 落ち込んだりして…。 でも こう考える事にしたんです。『出来なくても 当たり前だ』って。 そんな簡単な仕事じゃないし それだけ すごい仕事な訳だから。」

聡子「へえ いいこと言うわね。 誰かの受け売りでしょ?」

恵里「え? 分かります?」

聡子「分かるわよ 誰?」

恵里「えっとですね ないしょです。」

聡子「ああ そう…。」

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恵里「とにかく 今は 先輩から 出来るだけのものを学ぼうと 必死な訳です。」

聡子「佐々木さんも 大変だ。 えらいのに 捕まっちゃったよね。」

恵里「はい。 …え?」

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内科病棟

祥子「あの 婦長。」

聡子「ん? どうした?」

祥子「あの 古波蔵さんって…。」

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聡子「うん。」

祥子「何で めげないんでしょうか?」

聡子「さあ…。」

祥子「隠してるけど 実は なんか すごい 優秀とか…。」

聡子「全然 まったく そんなことないわ。」

祥子「そうですか すみませんでした。」

その場を後にする祥子

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