【 連続テレビ小説「エール」】1話「初めてのエール」裕一誕生

会場の前

音「開会式 見たくないの? あなたの曲を 世界中の人が聴くのよ。 ずっと かなえたかった夢でしょ?」

裕一「うん。」

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音「よし… 行こう。」

裕一「あ~ 駄目だ やっぱり!」

音「えっ!? もう!」

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裕一「駄目だ…。 駄目だって。

音「もう!」

裕一「駄目! ちょっと待って!」

音「ちょっと… もう! 手伝って。」

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裕一「ちょっと…。」

音「あ~ いたた…。」

裕一「ちょっと待って!ちょっと 心の準備…。」

音「痛い 痛い!」

裕一「あっ!」

音「裕一さん。 裕一さん!」

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裕一「はい。」

大会関係者「後に2分 切りました」

警備員「先生。自分は 長崎の出身であります。 親や兄弟 親戚 みんな死んだとです。生きる希望ば与えてくれたとは 先生の『長崎の鐘』です。」

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警備員「先生の曲は 人の心ば励まし 応援してくれます。 先生の晴れ舞台ですけん どうか… どうか 会場で!」

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音「どうする?」

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裕一「行こう。 ありがとう」

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警備員「よか夫婦ですね。」

大会関係者「おしどり夫婦って感じとは 違うんですけどね フフッ。」

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会場に向かう2人

音「いよいよね。」

裕一「ああ。」

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この夫婦が いかにして このような2人になったのか そこには 長い長い話しがありました。

明治42年8月 福島市内

全ては 福島の 老舗呉服屋さんから始まりました。

三郎「うお~! 生まれだ! 生まれだ! 生まれたべ~! ハハハハハ!」

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産婆「それにしても 旦那さん どごさ行ったのかしらね?」

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まさ「フフッ。」

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音楽が奏でる人生の物語『エール』。 始まり 始まり~!

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