連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第96話「来るべき時が来た」

あらすじ

茂(向井理)のもとに「テレビくん」が、雄玄社マンガ賞を受賞したという知らせがくる。吉報は、境港の絹代(竹下景子)と修平(風間杜夫)、そして安来の源兵衛(大杉漣)たち飯田家の人々のもとにも届く。戌井(梶原善)も、苦難を重ねてきた茂の受賞に、感動を禁じえなかった。授賞式の当日、背広を新調した茂は、布美枝(松下奈緒)にネクタイを締めてもらい、家を出るのだった

96話ネタバレ

水木家

居間

茂「賞をくれるそうだ。」

布美枝「賞?」

茂「雄玄社の漫画賞。」

布美枝「えっ?!」

茂「『テレビくん』が 今年の 雄玄社マンガ賞に 決まったそうだ。」

布美枝「『テレビくん』が… 漫画の賞を?」

茂「ああ 授賞式は 来月だ。 賞金も出るぞ。 授賞式 これ着ていけばええか。」

布美枝「お父ちゃんの漫画が 賞を…。」

茂「ああ 一年に1回しかない 立派な賞だ。 まあ 俺が こういう賞を もらうのは 当然の結果だがな。」

布美枝「そげですね。」

茂「驚かんのだな。」

布美枝「ええ…。 必ず こういう日が来ると 思ってましたけん。 信じられん 夢のようだとかは 一つも思いません。 お父ちゃんは それだけの努力を してきたんですけん。 やっと… 來るべき時が来たんですよ!」

茂「来るべき時か…。」

布美枝「おめでとうございます。」

茂「うん。」

村井家

居間

絹代「村井 茂!」

絹代 修平「万歳! 万歳! 万歳!」

布美枝☎『もしも~し もしもし。』

<受賞の知らせを聞いた 境港の両親の喜びようは 大変なものでした>

絹代「茂… よう頑張ったなあ。 あっあはははは…。」

飯田家

居間

源兵衛「ほんとか 布美枝! うんうん 分かった。 村井さんにも よろしく 言ってごせ。 えらい事になったぞ…。」

ミヤコ「布美枝 何かあったんですか?」

邦子「村井さんが どうとか…。」

源兵衛「がいな賞を取ったそうだ。」

ミヤコ「え?」

源兵衛「雄玄社マンガ賞 言っとったな。 漫画の芥川賞のようなもんだろう。」

2人「ええっ!」

源兵衛「特級の一番 高い酒 こもだるで用意しぇ。 祝いに 東京に送るぞ。」

邦子「はい。」

ミヤコ「けど… 村井さん お酒 飲めんですけんね。」

源兵衛「ああ そげだったなあ。 下戸の婿は こげな時に困る。 あ ユキエのとこと 貴司のとこと 港の輝子のとこにも 早こと知らしぇ!」

ミヤコ「はい。」

回想

布美枝「うちの人は… 本物の漫画家ですけん!」

回想終了

源兵衛「とうとう やったか! うん…。」

戌井家

居間

早苗「どうかした?」

戌井「水木さんから電話があった。」

早苗「何かあったの?」

戌井「賞 もらうそうだ。」

早苗「え?」

戌井「『テレビくん』で…。 雄玄社マンガ賞だ! よかったなあ 水木さん!」

早苗「ウイスキー 買ってこようか! 今日は 飲もう。 祝杯 あげよう。」

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