あらすじ
「たちばなの菓子で救われる人が、きっとおるはずじゃ」再び、菓子作りへの意欲を取り戻した金太(甲本雅裕)。戦後焼け野原となった岡山の町も、少しずつ復興に向け動きだしていました。安子(上白石萌音)は材料集めに奔走し、幼い頃からの憧れだったあんこ炊きを金太から教わります。そうして出来上がったおはぎを売りに町へ出ると、持ち逃げしようとする小さな手が…。その男の子を引き止めた金太は、とある賭けをします。
19話ネタバレ
雉真家
台所
金太「おいしゅうなれ。 おいしゅうなれ。 おいしゅうなれ。」
ダイニング
金太「よろしければ 召し上がってください。」
千吉「頂きます。」
美都里「おはぎやこ久しぶりじゃね。」
タミ「ええ。」
美都里「頂きます。」
タミ「頂きます。」
千吉「うまい。 懐かしい たちばなの味じゃ。」
金太「ありがとうございます。」
安子「ありがとうございます。」
美都里「あら るいちゃんも食べてんかな。」
金太「ほれ ちょっとな。」
安子「あ~ん おいしいよ。」
(笑い声)
縁側
金太「そうですか… 雉真さんの本社工場も…。」
千吉「じゃけど 水島の工場は無事で 足袋の生産を続けとります。 うちは 戦時中 軍の仕事を請け負うとりましたから よう思わん人もおるでしょうが…。 足袋ゅう作り続けたことを 評価してくれる人も ぎょうさん おってくれます。 いずれ 稔が帰ってきたら 足袋 学生服に加えて 何か 新しい事業を始みょう思ようります。」
金太「早う戻られるとええですな。」
千吉「算太さんも。」