連続テレビ小説「カーネーション」第118回「鮮やかな態度」【第21週】

あらすじ

聡子(安田美沙子)のデザインした服は極端に丈が短く、鳥山(末成由美)は激怒する。落ち込む聡子を糸子(尾野真千子)はなだめたが、だんじり祭のために帰省してきた直子(川崎亜沙美)は、自分のやりたいデザインを曲げるなと励ます。聡子はロンドンの流行にヒントを得ていたのだ。北村(ほっしゃん。)が心斎橋の店舗物件を買わないかと糸子に持ちかけてきた。糸子は断るが、直子はこっそり物件をとっておいてくれるよう頼む。

118ネタバレ

小原家

オハラ洋装店

鳥山「うちな 聡ちゃんに デザインしてほしいんや。」

糸子「あかん あかん。 この子 まだ そない一人前 ちゃうし。」

鳥山「ええやん! せやから うちが 第1号や。 聡ちゃんの若い感覚で ごっつい イカした服 こさえてほしいんや。」

優子「えらいスカート短いなあ。」

聡子「鳥山さんは『ほんまに 聡ちゃんが思うとおりにして』ちゅうんや。」

優子「ほな 自信持って やり それしかないし。」

聡子「あの… どないでしょうか? あの…。」

鳥山「あんた どうゆうつもりやの?! こんなハレンチな服 着れる訳ないやろ!」

糸子「ちょ ちょ ちょっと待って下さい 鳥山さん!」

鳥山「ああ?!」

糸子「そら ちょっと あんまりですわ。」

鳥山「何? 文句 言いたいんやったら あんた 着てみ! あんな短いスカート 膝 丸出しやないの! うちは そこまで 下種と ちゃうわ!」

糸子「まあ とりあえず 座って下さい。」

鳥山「あかん。 もうええ! 言うとくわ。 もう二度と ここには 金輪際 来えへんから。 ふん さいなら。 ふん!」

糸子「『もう… 来ん!』ちゅうた?」

昌子「言いました。」

松田「言うた。」

糸子「やった! もう来えへん。 やった!」

昌子「やった! やりましたね。」

松田「は~ これで 1個 心配事が減ったわ~!」

(笑い事)

糸子「あ…。」

(泣き声)

2階 寝室

糸子「ちゃんと 鳥山さんに確認したんやろ?『こうゆうデザインにします』て。」

聡子「うん…。『あんたが思うとおりに やってくれたら そんでええ』ちゅうてくれた。」

糸子「まあ ほんでも さすがに こない短かったら 着てみて びっくりするかも しれへんなあ。」

聡子「『ハレンチ』って 言われた。」

糸子「まあ 脚でも腕でも 出した事ないとこ 出すちゅうんは 恥ずかしいもんやさかいなあ。 丈は そこが難しいとこなんや。 勉強さしてもうたと思い。」

廊下

千代「どないや?」

糸子「うん。 心配 要らん。」

千代「ほうかあ?」

糸子「大丈夫や。 明日から 祭りやし。」

座敷

♬~(お囃子)

「ソーリャ! ソーリャ! ソーリャ! ソーリャ!」

(拍手と歓声)

<相変わらず 祭りの日ぃは 朝から大忙しで>

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