黒川家
夏「こっちは こっちで 満喫しましたんで。」
<こうして 夏ばっぱと大吉さんが 北三陸さ帰っていく日が やって来ました>
春子「何があったか知んないけど ずっと ニコニコしてんのよ。」
大吉「正宗さん。」
黒川「はい。」
大吉「荷物 車に運んでくれ。」
黒川「はい はい。」
春子「お願いしますね 夏さん。」
大吉「あ…。」
春子「何よ 頼りないな。」
大吉「春ちゃん。」
春子「うん?」
大吉「俺の思いは重すぎるから 正宗さんさ 全部 託したからな。 あの男は本物だ。 春ちゃん! 大事にしてもらうんだぞ!」
(チャイム)
春子「はいはい はいは~い。」
夏「長居は無用だ。 もう帰るぞ。」
春子「いやいや ちょっと待ってよ。 持ってってもらいたいものも あるんだから。」
夏「土産は要らねえ。 駅で適当に買うかr。 いいから いいから。」
春子「手ぶらで返す訳に いかないでしょうよ。」
夏「いいから 帰るぞ!」
アキ「じぇ…。」
夏「あら 足立先生の… 奥さん。 お… 奥さん。」
<ママからのお土産は なんと ユイちゃんのお母さんでした。 ママは おらたちが 幸夫さ 熱 上げてる間に 何度も相談に乗っていたのです>
春子「説教は勘弁してあげてね。 私が さんざん やったから。」
夏「よく考えたのか?」
春子「それも さんざん聞いた。 許してもらえなくても いいんだって。 それでも 家族に会いたいんだって。 謝りたいんだって。 ねっ?」
夏「そんじゃ おめえ 連れて帰るしかねえじゃねえか。」
よしえ「お願いします!」
<という訳で ユイちゃんのお母さんが 約1年ぶりに 北三陸さ帰ってきました>