ユイ「無理だよ。」
アキ「あ ユイちゃん。」
ヒロシ「俺が連絡した。」
ユイ「気持ちは分かるけど 無理。 これは現実だから 逆回転は できないよ。」
(かもめの鳴き声)
そでがはま駅
ユイ「どう? 変わった?」
アキ「え?」
ユイ「変わんないように見えるよね。 今日は 海穏やかだし。」
(波の音)
ユイ「何で帰ってきたの?」
アキ「え?」
<『覚えてないんだ』。 アキは 少し悲しくなりました>
回想
ユイ「怖くて行けない。 アキちゃんが来てよ!」
回想終了
ユイ「ごめん! 言い方 キツかったね。 でも デビューして これからって時期じゃん。 春子さん 心配したでしょ?」
アキ「ちょっと。 でも すぐ分かってくれた。 ママは ママのやりでえ事 見つかったみでえだし。 ユイちゃんは?」
ユイ「私が何?」
アキ「落ち着いた?」
ユイ「フフフ! 言葉 選ばないでしょ。」
アキ「ごめん。」
ユイ「落ち着いてるよ 私は ずっと。 心配しなくても。 週3で スナック出てるし 彼氏できたし。」
アキ「じぇ!」
ユイ「紹介しないよ ダサいから。 こんな感じ。」
<『似顔絵?』>
ユイ「ハゼと ジミ・ヘンドリックスを足して 2で割った感じ?」
<『割れない! 2で割ったら 人間じゃなぐなる』>