連続テレビ小説「あまちゃん」139回「おら、やっぱりこの海が好きだ!」

長内「袖が浜の 例年の 水揚げの80%の量にあたるウニが 死んだ。」

弥生「やっと取ってもよ 震災の影響で『東北で取れる海産物は 危ねえんでねえか?』って ふ… ふう…。」

大吉「風評被害か?」

かつ枝「んだ。」

弥生「ふ… ふざけんな! 何度も何度も 水質調査して 安全だって証明されたから おらたちは 潜ってるっつうのによ!」

長内「北鉄も駄目 ウニも駄目か…。」

大吉「せっかく アキちゃん 帰ってきたのに 宝の持ち腐れだべな!」

吉田「ユイちゃんも一緒に 海女さん やってくれたらなあ。 また オタクさんが食いつくんだけど。」

ヒロシ「そろそろ 発言したら?」

功「いいよ 寝坊しちゃったんだしさ。 しゃべる資格ないから。 えっ? あっ そう? それじゃあ…。」

アキ「ミサンガ!」

一同「え?」

アキ「今 手首さ 一本だけ残ってる ミサンガ見て 思い出したんですけど ミサンガ まだ売ってますか?」

栗原「それも 今年は自粛してんの。」

アキ「なすて?」

栗原「材料費が 意外と バカになんねえの。」

吉田「そもそも ミサンガって 何か こう… チャラチャラした感じでしょ? B’zの稲葉とか。」

栗原「稲葉さんは チャラくねえべ!?」

吉田「いや 例として挙げただけだべ!」

功「もともとはさ ラモスが Jリーグ時代に はやらせたんですよね。」

吉田「やっと しゃべったな 変な声。」

栗原「稲葉さんの事 悪く言ったら なんぼ 亭主でも許さねえがら!」

吉田「おらも B’z好きだって! ♬『愛のままに わがままに』」

長内「吉田! 続きは うちで やれじゃ!」

吉井「すいません。」

アキ「ただ 募金だの 義援金だの集めるより いいと思うんだけどな 復興祈願のミサンガ。 いぐねえ? 勉さん。」

勉「いいと思う! 何しろ 琥珀は順調ですから!」

夏「足立先生。 復興予算は 正しく 市民に 支払われるんだべか?」

功「いや~ どうなんでしょうかね。」

菅原「何か ひと事みてえだな。」

功「ひと事だよ。 もう 議員じゃないからね。 えっ? アハハハッ 言ってなかった? 思うところがありまして 辞職しました。」

一同「じぇじぇじぇ!」

菅原「あっ! よぐ見だら それ 議員バッチでねぐ シジミの殻だ。」

一同「えっ!」

功「アハハッ 二日酔いには シジミ汁が いいって言うから。」

大吉「な… なすて このタイミングで辞めるかな。」

功「もうすぐ 市長選ですから。」

ヒロシ「え?」

功「え~ 来年の北三陸市の市長選に 立候補する事にしました!」

一同「…。」

功「ここで『じぇじぇじぇ!』だろ。」

ヒロシ「親父 本気で言ってんのかよ。」

功「私が市長になった暁には 北鉄の一日も早い 全線開通を目指して 復興計画を立て直します!」

スナック・梨明日

(拍手)

よしえ「この度 主人が 大きな決断をしました。 ホント言うと 体調面で まだ不安もあるんですが 何より いろいろと お騒がせした 足立家ですので…。」

功「おい ヒロシ。 ユイ。 こっち来なさい。」

(拍手)

よしえ「今度は 少しでも 皆さんに 恩返しできたらと思います。」

功「今後とも 足立 功 同様 足立家をよろしくお願い致します。」

(拍手と歓声)

菅原「いいぞ! ついでに 潮騒のメモリーズも 復活してまれ!」

(拍手と歓声)

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