連続テレビ小説「あまちゃん」149回「おらたち、いつでも夢を」

喫茶・リアス

弥生♬『来てよ その火を 飛び越えて 砂に書いた アイ ミス ユー』

北三陸駅

大吉「あの… 点検した ええ はい。 あの ちょっと かけ直します! 君!」

さかなクン「ギョえ!」

海女カフェ

ヒロシ「まず 最低限の設備で開業して 海女さんたちの実演で 黒字が出たら 解体しませんか?」

菅原「口で言うのは簡単だけど 出るか? 黒字。」

美寿々「去年 がれき撤去したけど 結局 ウニは戻ってこなかったもんな。」

<そう 以前 アキが潜った時には ウニは ほとんど いませんでした>

回想

回想終了

夏「去年 放流したウニが 卵産んで ちゃんと育ってくれればいいが こればっかしは 潜ってみねえと分かんねえど。」

アキ「そうなのが?」

長内「津波で 一遍 流されたら 元に戻るには 通常3~4年かかる。」

アキ「じぇじぇ!」

夏「悪いが 今年は あんまり期待できねえな。」

吉田「アキちゃん アキちゃん ちょっといいか?」

アキ「何?」

吉田「駅長から電話で 不審者 捕まえたんだど。」

長内「不審者!?」

吉田「はい。 怪しい男が ウロウロしてっから 声かけて とっ捕まえたら『アキちゃんの知り合いだ』って 言うんだど。」

アキ「おらの!? 名前は? 年は なんぼぐらい?」

吉田「それが 何を聞いても『ギョギョ!』ってしか言わねえんだど。」

アキ「じぇじぇじぇ!」

北三陸駅

菅原「いたか? あっ いた いた いた いた!」

栗原「さかなちゃん!」

さかなクン「ギョえ?」

菅原「さかな先輩。」

さかなクン「ギョお?」

吉田「おさかな野郎!」

栗原「サカナクション!」

ユイ「どこ? 人面魚! どこ!?」

ヒロシ「おしいけど 全部違います。 さかなクン!」

さかなクン「正解でギョざいます。」

大吉「じぇじぇ!」

アキ「駅長が失礼しました。 …っていうか 御無沙汰してます!」

さかなクン「ギョ無沙汰してます アキちゃん。」

アキ「えっ でも 何で また 北三陸に?」

さかなクン「はい。 アキちゃん どうしてるかなと思って ネット検索したら こちらの観光協会のホームページに たどりついたんです。」

ヒロシ「それ 僕が作ってます。」

さかなクン「ギョギョ!」

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