連続テレビ小説「あまちゃん」18回「おら、友だちができた!」

(掛け声)

♬~(太鼓)

アキ「すいません。 すいません。 あ ストーブさん。」

ヒロシ「アキちゃん!」

アキ「ユイちゃんの山車は まだ?」

ヒロシ「ああ こっち向かってるって。」

アキ「そうか。 もっと近くで 見でえ。 もっと近くで 見でえな。」

ヒロシ「すいません お車での見物は ご遠慮頂いてるんです。」

アキ「すいません 駐車場は 右手にございますので。」

場内アナウンス『ミス北鉄に選ばれた 足立ユイちゃんを 乗せた山車が到着しました』。

<親友のユイが 地元のアイドルになった。 まるで 自分の事のように アキは 無邪気に喜びました>

アキ「見だ? 今ユイちゃん こっち見て 手え振ったよ。」

<同い年だけど クラスメートだけど 仲良しだけど ユイと自分は 明らかに 持っているものが違う。>

回想

ユイ「私 アイドルになるの。 東京行って アイドルになるの。」

回想終了

「はい チーズ!」

ユイ「ありがとうね ありがとう!」

アキ「んだ やらなきゃ損だべ!」

ユイ「ごめん 山車 乗ってたから 酔っちゃったみたいで。 気分悪いから帰るね。 ごめんね。」

アキ「あ 待ってけろ ユイちゃん。」

ユイ「何? どうした。」

アキ「サインけろ。」

ユイ「サイン?」

アキ「んだ 今日のユイちゃん見てたら 何か 吹っ切れた。 勇気もらった気がする。 だから 記念にサインけろ!」

ユイ「はい。」

アキ「あるんだ。」

ユイ「人に頼まれて書いたの 初めて。」

アキ「ありがとう! 頑張っぺ!」

ユイ「うん。 フフフ! ありがとう。

<祭りが終わると 海女のシーズンも そろそろ終盤>

弥生「今週いっぺえだなあ。」

美寿々「んだな しゃっこくて もう駄目だ。 客も来ねえし。」

<秋祭りを過ぎ 海が冷たくなると 海女たちは 途端にふさぎ込み 弱音ばかりを 吐くようになります>

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク