連続テレビ小説「あまちゃん」29回「おら、先輩が好きだ!」

スナック・梨明日

大吉「ホントに 南部もぐり やらせんのか?」

春子「言いだしたら聞かないし どっちみち あと1年ちょっとで 卒業だしね。」

菅原「まあ 俺たちは 土日に電車さ 乗ってくれればいいもんな。」

大吉「んだ。 海女さんの恰好でな。」

春子「まだ言ってんの?」

大吉「ごめん。 でも ホントに問い合わせが 後 絶たねえんだ。」

菅原「頼む 春ちゃん。 この町のためだと思って。」

春子「町おこし 町おこしって 言うけどさ そんなに 観光客を呼ぶ事が大事?」

大吉「いや そりゃ 大事だべ。 なあ 観光協会。」

菅原「ああ。 この北三陸は これといった 産業がない。 だから 観光収入でもってる町だもの。」

大吉「んだ んだ。 寂れてる場合でねえ。」

春子「変わっちゃったね 大吉っつぁん。」

大吉「え?」

春子「私がね 田舎を嫌いなのは 寂れてるからじゃなくて 寂れてる事を気にしてるからなの。」

大吉「うん? 気にしてる?」

春子「2人は まあ 仕事だからね。 なんとかしなきゃいけないと 思ってるのかもしれないけど そんなに 卑屈にならなくても よくない? 海女や 鉄道以外にも いいとこ あるでしょ。 う~ん 白樺とかさ まめぶとかさ 巽公園から眺める景色とかさ…。 琥珀とかさ。 そういう つまんないもんでも…。」

勉「つまんない?」

春子「地元の人が愛すれば 外から来た人間にも よく見えるもんよ。 そういうね 根本的なところを 忘れないでもらいたいね。」

学校

<潜水土木科に編入して アキの生活も また変わりました。 朝は 今までどおり ユイと待ち合わせ 登校しますが 学校に着いたら 別々です>

磯野「え~ 本日から 正式に このクラスの仲間になった 天野アキだ!」

アキ「天野アキです。 よろしぐお願いします!」

磯野「はい よろしく!」

(拍手)

<種市先輩とは 学年が違いますが 進路も決まったので 後輩の指導に 当たってくれています>

磯野「仲良くなるのは後回し! まずは 今日も歌うど!」

アキ「歌う?」

磯野「『南部ダイバー』。」

アキ「『南部ダイバー』?」

磯野「南部もぐりの精神をうたった いわば 応援歌だ! よいしょ~! よし! 今日も 誰が一番 でっけえ声が出るか 競争だ!」

一同「おう!」

磯野「元気よく まいろう!『南部ダイバー』! あっ それ。」

一同♬『白い鴎か 波しぶき』

磯野「もっと来い! もっと来い! もっと来いよ!」

一同♬『若い血潮が 踊るのさ カップかぶれば 魚の仲間』

<えらい所に来てしまった。 正直 アキは ドン引きでした>

一同♬『俺は海の底 南部のダイバー』

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