勉「あった~! おめえ すげえな!」
春子「…っていうかさ 勉さん 初めて見たの?」
勉「はい! すんげえ! アリだよ アリ! おら 40年やってて 初めて見たよ! はあ~。」
吉田「やめちまえ。」
春子「ちょっと見せて それ。 何 何? アリって。」
勉「あっ あ~! すっげえ!」
春子「すげえんだ。」
(クラクション)
アキ「あっ タクシー来た。」
黒川「こんばんは~。」
アキ「遅いよ パパ。」
黒川「ごめん ごめん。 また 道 間違えちゃったよ。」
水口「あの子のパパ?」
美寿々「春子さんの別れた旦那さんだ。」
<そうなんです。 私の夫 忠兵衛さんは マグロ船で インド沖に出てったというのに 正宗さんは しれっと 天野家に居座っていたのです>
天野家
アキ「ごちそうさま!」
春子「は~い 行ってらっしゃい。」
夏「アキ お弁当。」
アキ「危ねえ 危ねえ!」
黒川「今日どうする? リアスでいいのか?」
アキ「うん お願い。」
春子「駄目よ。 電車で帰ってらっしゃい。」
アキ「え~!」
春子「パパね 今日 ママと 大事な話があるのよ。」
<来た! ついに正宗に 審判が下される時が来たのです>
黒川「…行ってきます。」