連続テレビ小説「あまちゃん」46回「おら、ドキドキがとまんねぇ」

喫茶・リアス

大吉「いいの? デートなんて 春ちゃん 行かせて。」

春子「種市君なら心配ないでしょ。 はい ユイちゃん。」

ユイ「ありがとうございます。」

水口「この辺 デートっていったら どこ行くんですか?」

勉「ないね。 国道沿い走ってたら モーテルばっかりだもんね。」

春子「ちょっと 勉さん!」

ユイ「別に平気っすよ。」

観光協会

栗原「ゲ ゲゲゲ ゲゲ! 違うんです。 誰もいないかれあ 開放的な気分になっちゃって。 TM NETWORKの『Get wild』に 合わせて 踊っていました。 合わせてって言っても 頭の中で鳴ってる音に合わせて。 だからね… 死にたい!」

ヒロシ「飲みに行きませんか?」

栗原「是非。」

スナック・梨明日

菅原「寒い…。」

春子「いらっしゃい!」

菅原「あれ? うちのウェブ担当は?」

春子「ヒロシ君 ちょっと前に帰ったよ。」

菅原「ああそう。」

春子「うん。」

菅原「で… 何の話 してったの?」

大吉「この辺 デートスポットがないねって話。」

菅原「あ~ 国道沿い走ってても モーテルしかないしね。」

春子「ちょちょ ちょっと!」

ユイ「平気っす。」

吉田「戸締り完了しました! 何の話?」

大吉「デートするなら…。」

吉田「モーテルしかねえでしょ。」

春子「ちょ ちょっと!」

ユイ「さすがに イラっとしてきた。」

吉田「東京だと どうなんですか?」

菅原「そりゃ やっぱり 原宿だべ。」

大吉「んだ 原宿のオープンカフェーだべ。」

春子「いやでも逆に 東京住んでると 行かないけどね 原宿とか。」

ユイ「原宿には 表と裏があるって 本当ですか?」

春子「え?」

ユイ「芸能人は 大体裏に 潜んでるんですよね? スカウトマンがいるのは 表の方なんですよね。 竹下通りの クレープ屋さんに並んでると スカウトされやすいんですよね。」

春子「いや よく分かんない。」

水口「クレープ屋の辺りは キャッチも多いから 気を付けた方がいいと 思います。」

ユイ「え?」

吉田「あれ? 携帯ない。」

菅原「落とした?」

春子「携帯?」

吉田「うん。」

菅原「ポケット ちゃんと 全部見たのか?」

北鉄の車庫

アキ「ありがとうございます。」

種市「うん?」

アキ「『頑張れば いいもんじゃねえ』って 先輩 言ったべ。 あれ いい言葉だなと思って。」

種市「あ そう。」

アキ「出発 いつですか?」

種市「3月18日。 卒業式の次の日だ。」

アキ「お座敷列車の日だ。」

種市「何か天野と しゃべってると 東京さ 行きたくなくなるな。」

アキ「え?」

種市「天野みでえに この町を 愛してる奴は ほかにねえ。 自分が育った町を 寂れてるとか 遊ぶ場所がねえとか 悪く言う奴ばっかりだ。 自分は 東京さ行く。 でも この町を 捨てる訳じゃねえ。 こごが 一番いい場所だって 確認するために 行ぐんだ。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク