連続テレビ小説「あまちゃん」67回「おら、東京さ行くだ!」

観光協会

ヒロシ「落ち着いて アキちゃん。 すぐ行くから! 今どこ?」

菅原「えっ 何?」

ヒロシ「ねえ 大丈夫!?」

北三陸駅

アキ「行こう。」

ユイ「はあ!?」

アキ「はい。」

(ドアベル)

大吉「まさか…。」

スナック・梨明日

(電話の呼び鈴)

春子「もしもし。 うん どうした? えっ? えっ!?」

今野「うん? 何だ 何だ?」

春子「アキがいないって…。」

天野家

夏「見たよ! 捜したよ! 部屋も 小屋も! うん。 海女カフェ? ああ いやいや… 電話したけど 誰も出ねえんだ。 ちょっと… ちょっと見てくるべ!」

スナック・梨明日

春子「じゃあ こっちも ちょっと捜してみるよ。」

大吉「逃げられた!」

春子「えっ!?」

大吉「あの2人 バスに乗って 行ってしまったじゃ!」

ヒロシ「すいません…。」

春子「全く…。」

夜行バス

ユイ「やった~! やったね アキちゃん!」

アキ「うん。 やった!」

ユイ「びっくりしたよ 家出したくないとか言うから。 でも 縁起だったんだね。 すごいよ アキちゃん。 女優になれるよ!」

アキ「…。」

ユイ「えっ? 本当に行きたくないの?」

アキ「このバス ホントに東京行きか?」

(ブザー)

運転手「はい。 ご乗車 ありがとうございます。 このバスは 袖が浜循環バスでございます。」

海女カフェ

夏「アキ! アキ~! アキ~!

夜行バス

ユイ「あの… これ 東京行かないんですかね?」

運転手「えっ? 東京行きませんよ。 え~ 次は 袖が浜 旧漁港前。 終点にいなります。」

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