連続テレビ小説「あまちゃん」84回「おら、大女優の付き人になる」

天野家

春子「あ~そう よろしぐ伝えて。」

テレビ局

アキ「やっぱり!」

天野家

春子「何よ!」

テレビ局

アキ「ママ ちょっと なまってっぺ?」

天野家

春子「嘘 そんな事ない! やんだ もう! もう! 田舎者の相手してるから しょうがねえの!」

喫茶・リアス

大吉「どうなのよ!」

夏「どうって 何が?」

大吉「先月も なんとか黒字で乗り切った。 町全体が 活気にあふれた。 そろそろ 俺自身が 幸せになってもいいんでねえの? 今度は 俺が潤う番でねえの? 潤い足りねえんでねえの? 俺。」

夏「はっきり言えって 大吉っつぁん。」

大吉「そろそろ正式に 春ちゃんさプロポ…!」

(電話の呼び鈴)

夏「もしもし!」

テレビ局

アキ「夏ばっぱ? こっちで イベントやるんだけど 海女のコスチューム どこに売ってるべ。」

喫茶・リアス

夏「買う事は ねえべ。 おめえが着てた 春子のお下がり。」

テレビ局

夏☎『あれ送ってやっぺ!」

アキ「ホントに? ありがとう。」

鈴鹿「天野さ~ん!」

アキ「は~い! ごめん 呼ばれだ。 じゃあ よろしぐね。」

喫茶・リアス

大吉「そろそろ正式にプロ… プロ…! プロポー…。」

東京EDOシアター

水口「う~ん どうなんだ? これは。」

水口「え~ 阿波(あわ)踊り 海女さん。 牛 エイサー。 1人飛ばして。」

しおり「飛ばさないで下さい!」

水口「だって 意味分かんねえもん。」

しおり「深谷(ふかや)名物 ネギです。」

水口「あ ネギか? 言われなきゃ分かんねえよ。」

喜屋武「泥つければ いいさ。 そしたら 分かるよ。」

水口「で 真奈ちゃんは?」

真奈「佐賀の がばいばあちゃんです。」

しおり「あ~!」

水口「…。」

真奈「すいません 佐賀で検索ばしたら 1番に出てきたもんやけん。」

水口「おかしいでしょ! アイドルだっつってんのに おばあちゃんいたら おかしいでしょ!」

真奈「じゃあ 佐賀牛で。」

水口「牛が2頭いたら おかしいでしょ! まあ 衣装は もう少し考えるとして 問題は 何を歌うかだな。」

喜屋武♬『君への想(おも)い 涙(なだ)そうそう』

しおり「歌わない BEGIN歌わない! あんたたちさあ BEGINに 印税払った方がいいよ。 マジで 全員 沖縄県民の義務だよ。」

アユミ「やっぱり アメ女の歌が お客さん的には 盛り上がるんとちゃうん?」

しおり「『ディセンバー』とか。」

アユミ「ほうよ 間奏で 私は 阿波踊り踊って 喜屋武ちゃんは エイサー踊って アキちゃんは ウニ割って。」

水口「ちょっと 待って待って! ウニ必要か? 海女の要素 要らなくねえ?」

<みんな必死でした。 でも おら 何だか懐かしかった。 海女カフェや お座敷列車を 思い出して楽しかった。 だからこそ余計に こごさ ユイちゃんが いないのが 悲しかった>

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