連続テレビ小説「あまちゃん」90回「おらのママに歴史あり 2」

天野家

忠兵衛「喜屋武ちゃん きゃんって事は あれかい?」

<じいちゃんは 去年の暮れまで 漁さ出てて ちょっと前に 帰ってきたんだそうです>

喜屋武「沖縄。」

忠兵衛「そうが 何だ ウチナンチューか?」

喜屋武「はい。」

美寿々「いいよね こっちの海と 全然違うもんねえ。」

喜屋武「行った事あるの?」

美寿々「半年ぐれえ住んでたさあ。」

かつ枝「男とか?」

美寿々「1人で住む訳ねえべ。」

長内「すげえな美寿々 男絡みのエピソード どんどん出てくるな。」

かつ枝「自伝書けばいいよ 自伝。」

美寿々「書けねえ事ばっかりだ。」

(笑い声)

かつ枝「おかしい!」

忠兵衛「おらたちも行ってみっか 沖縄。」

夏「いや おら いい。 東京さ行った事もねえのに。」

喜屋武「じぇじぇ! そうなんですか?」

夏「ああ。」

アキ「ここが 一番いいところだって 知ってるからだよね。」

夏「まあな。」

アキ「はい。」

忠兵衛「どうだ アキ 東京は? 友達 いっぺえできたか?」

アキ「うん。友達って言っていいか 分かんないけど。」

<本当は もっと 言いたい事あったんだけど しゃべりだしたら 止まらない気がして 黙ってました>

喜屋武「でも すごいね アーキー。」

アキ「何が?」

喜屋武「どこ行ってもさ『アーキー アーキー』って こっちでは ホントにアイドルだったんだね。」

一同「そりゃそうだ!」

アキ「地元帰ったら 喜屋武ちゃんだって そうだべ?」

喜屋武「どうかな? でもさ ちょっと 帰りたくなった。」

長内「そりゃそうだよ!」

(メールの着信)

かつ枝「じっちゃん ばっちゃん 元気か?」

喜屋武「はい 元気です。」

長内「沖縄のどこだ?」

喜屋武「浦添(うらそえ)です。」

長内「浦添?」

かつ枝「豚だ 豚だ!」

アキ「喜屋武ちゃん ちょっと 出てきてもいい?」

喜屋武「は? 何でね。」

アキ「ごめん ちょっと。」

長内「豚の耳だろうが?」

かつ枝「あ 耳か!」

海女カフェ

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