連続テレビ小説「エール」100話「栄冠は君に輝く」ネタバレ

裕一「彼が もし… 彼が もし 戦時歌謡の歌い手としか 捉えられていないのならば なおさらです。 彼は 皆さんが思う以上に いろんな引き出しを持った歌い手です。 大倉さん どうか… どうか お願いします。」

大倉「いや… 先生 ちょっと あの…。 あっ… 先生 やめて下さい。」

裕一「お願いします。」

音「裕一さん 必死に お願いしてた。 最後は 大倉さんも根負けして 上司の方を説得して下さるって。 羨ましかった…。 裕一さんは 久志さんのことを 歌手として 心底 信頼している。 同情なんかじゃありません。 裕一さんは 久志さんの歌が好きなんです。」

(戸の開閉音)

裕一「ただいま。」

音「お帰りなさい。」

裕一「ただいま。 久志? えっ… 来てくれたんだ。 これ… 楽譜… よ… 読んでくれた?」

久志「ああ。」

裕一「どうだった?」

久志「いい曲だと思う。」

裕一「はあ~ よかった。 それじゃあ…。」

久志「でも… 今の僕には歌えない。」

裕一「『夜更けの街』だって歌えたじゃないか。」

久志「あれは… 歌詞が自分と重なったから。 でも この曲は…。 こんな希望にあふれた曲… 歌う自分が想像できない。」

裕一「久志… 甲子園 行こう。 今から行こう 甲子園!」

台所

華「えっ? また 甲子園 行ったの?」

音「うん。 夜行列車で行くって さっき 出ていった。」

華「ふ~ん。」

音「お父さんって ああ見えて 野球に縁があるのよね。『大阪タイガースの歌』も早稲田大学の応援歌も お父さんが作ったし。」

華「えっ 早稲田? もしかして『紺碧の空』?」

音「そう。 よく知ってるわね。」

華「たまたま。」

音「フフフ…。」

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