連続テレビ小説「エール」101話「夢のつづきに」ネタバレ

古山家

(戸の開閉音)

裕一「ただいま~!」

華「お帰り~。」

音「あっ…。 ごめん。 そんなことまで やってもらってしまって。」

華「大丈夫。 もう終わるし。」

音「ありがとう。 あとは お母さんがやるから。 ねっ もう大丈夫だよ。 はい ありがとう。 ほら 手 洗っちゃって。」

関内家(吟)

吟「へえ~。 音も 頑張っとるじゃん。」

華「練習 忙しそうだから 家事 手伝うって言ってんのに 全部 自分でやろうとすんだよね。」

吟「いいじゃん 楽できて。」

華「私 頼りにされてないってことだよね。」

(戸の開閉音)

ケン「ただいま!」

2人「お帰り。」

ケン「華ねえちゃん。 今日 何 作ってんの?」

華「鬼まんじゅん。」

ケン「やった!」

吟「こ~ら! ちゃんと 手 洗いなさい。」

ケン「は~い。」

吟「そうだ… 華ちゃん 例の野球少年とは どうなったの?」

華「別に。 向こうは こっちのこと 友達としか思ってないし。」

吟「好きなら 取りにいかなくちゃ!」

華「関内家の女の人たちって… 何か 強いよね。」

吟「そう?」

華「うん!」

吟「う~ん…。」

華「フフフ。」

古山家

半月後 音のオーディション 二次審査の日がやって来ました。

音「♬『(発声練習)」

華「おはよう!」

音「(高い声で)はい お弁当!」

華「今日ぐらい 自分でやるのに。 大事なオーディションなんでしょ?」

音「そういうわけには いかないの。」

裕一「(ため息)華もさ もう子どもじゃないんだから 少しぐらい 甘えたら?」

音「それは いけません。」

裕一「何で?」

音「昔 華に聞かれたことがあるの。 お母さんは 私のために 歌をやめたのかって。」

回想

華「私のために… 歌をやめたの?」

音「そうじゃないって証明したい。 母親の仕事と やりたいことは 両立できるって。 華のためにも頑張りたいの。」

裕一「そっか。」

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