東都
池田「おう… 後半出来た。」
裕一「はい。」
池田「あ~。 早めに頼む。」
裕一「早め… はい。」
池田「よっしゃ…。」
(ドアが閉まる音)
(ノック)
裕一「はい どうぞ。」
音「失礼します。」
裕一「あ~ 音。 きれいだね。」
音「フフフフ… あら まだ必要なんですか?」
裕一「うん… 次の公演のやつ。」
音「本番前なのに大変ですね。」
裕一「うん。 その次も詰まってるんだよ。 もう少し早く台本書いてくれたら いんだけどね。」
音「これ 皆さんに。」
裕一「あ~ ありがとう。 あっ 舞台 楽しんで。」
音「はい。 フフッ。」
(ドアの開閉音)
古山家
音「ただいま~。」
華「お帰り。 どうだった?」
音「満員のお客様が ドッカ ドッカ笑って 楽しかった。 音楽性も すごく自由で。」
華「私も行こう。」
音「指揮者のお父さん かっこよかったわよ ほれ直した。」
華「はいはい。」
音「何か いいことあった? うん?」
華「お母様…。」
音「うん?」
華「ご心配おかけしました。 運命の人… 見つかりました~!」
音「ええ~っ!?」