連続テレビ小説「エール」114話「恋のメロディ」ネタバレ

病院
リハビリテーション

華「このパイプが ゴールの目印です。 ここまで自力で歩けるように リハビリ頑張っていきましょう。」

アキラ「遠いな~。」

華「少しずつで大丈夫なので 一緒に頑張りましょう。」

アキラ「うん。」

華「じゃあ まずは 一歩ずつ。 せ~の! 1 2 3…。」

アキラ「うっ!」

華「1 2 3…。」

アキラ「あ~ いってえ…。」

華「上手です。 1 2 3…。」

アキラ「ああ… ハア… しんどい。」

華「休みながらで大丈夫です。 ゆっくりいきましょう。」

アキラ「うん。」

華「はい 曲げます。」

アキラ「ハア…。」

華「そう 息吐いて下さいね。 はい もう一度。」

アキラ「あ~ いってえ… ハア…。」

華「曲げます。」

そして

アキラ「要らない。」

華「えっ?」

躓くアキラ

華「あっ…。」

華「あっ… すごい! アキラさん すごい!」

アキラ「うん。」

華「そろそろ時間です。」

アキラ「俺 もう少し 一人でやる。 いいよね?」

華「無理しないで下さいね。」

アキラ「うん。 ああ… ハア…。 よし…。」

病室

華「お変わりありませんか?」

チエ「最近 気分がいいみたい。」

華「食欲も出てきましたね。」

チエ「それも あるかもしれないけど… アキラ君が 明るい空気 出してくれるからかな。 気配りできる優しい子だよ。 この前もね 丁寧に白い筋取ったみかん くれたのよ。 あんなにきれいなの 見たことない。 私ね 毎日 華さんとアキラ君が うまくいきますようにって 仏様に拝んでるからね。」

華「私は何も…。」

チエ「あら? そう?」

アキラ「うめえ! これ 普通じゃないね。」

華「お母さんお薦めのお店なの。」

アキラ「銀座まで わざわざ? 俺のために買ってきてくれたの?」

華「頑張った患者さんへのご褒美です。 それなりのものじゃないと失礼ですから。」

アキラ「んっ 華さんのお父さんって 有名な作曲家なんだってね。 びっくりしちゃった。 俺でも知ってるもん。『露営の歌』とか『長崎の鐘』とか。 はあ… すごいな~。 家では どんな人なの?」

華「優しい 普通のお父さんです。」

アキラ「ふ~ん。 会ってみたいな。」

華「フフ… 会ってどうするんですか?」

アキラ「娘さんを下さいって言うの。」

アキラ「華さん…。 俺と つきあってくれない?」

華「えっ?」

アキラ「君のことが好きなんだ。 隣にいると 落ち着くんだ。」

華「そ… そういうの よくあるんです。 患者さんの一時の感情で。 でも… 退院すると そういう気持ちは なくなります。」

アキラ「生半可な気持ちで言ってないから。 君の気持ち 聞かせてほしい。」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク