古山家
華「ただいま~!」
音「ただいま~。」
裕一「お帰り~。 お2人さん… ちょっと こちらへ」
音「えっ?」
裕一「はい… はい…。」
華「何 何?」
音「何?」
裕一「はい 入って入って 入って入って。 入って入って…。」
音「あっ!」
華「うわっ!」
裕一「ジャン!」
音「わあ…! えっ… どうしたの? これ。」
裕一「音とね 華に贈りたかったの 何か。 『露営の歌』のヒット記念にさ 何か… 何かできないかなと思ってさ。 家族みんなでさ 楽しめるものがいいなって思って。」
音「すてき~!」
裕一「あ~ よかった~!」
音「ありがとう 裕一さん!」
裕一「よかった…。」
華「お父さん ありがとう!」
裕一「あ~ どういたしまして。」
音「弾いてもいい?」
裕一「もちろん!」
オルガンを弾く音
音「せ~の。」
音 華「♬『さいた さいた』」
裕一「おっ!」
3人「♬『チューリップの花が ならんだ』」
別日
華「こっち こっち!」
恵「どこ どこ~? うわ~! 本当だ オルガンだ!」
華「いいでしょう?」
恵「うん、 すごくすてき!」
華「見て見て。」
恵「うん。」
オルガンを弾く華
恵「う~ん! 上手!」
音「すいません。 みんなに見せたいみたいで。」
恵「ううん。 オルガンが来たってことは 音さんも そろそろ音楽再開?」
音「う~ん… レッスン通いたいんですけどね 華 まだ小さいし もう少しお預けかなって。」
恵「そっか。」
「こんにちは~!」