練習中
裕一「出来ました。」
岸本「ありがとうございます。」
裕一「隊長殿!」
藤堂「『隊長殿』はよしてくれ。」
裕一「いえ 皆さんの前では そう呼ばせて頂きます。」
藤堂「分かったよ。」
裕一「はい。」
藤堂「よし… やってみるか。」
裕一「はい!」
藤堂「♬『イラワジ河の水ゆるく 御国の楯とすすみゆく…』。」
回想
岸本「今日は自分たちにとって 夢のような日であります! 先生の曲に勇気をもらい 出征した者も数多くいます。」
東「自分も そうでありました。『暁に祈る』を見て感激しました! みんな 劇場を出た者は あの曲を歌ってました。」
藤堂「♬『ビルマの民衆に兵の笑顔の莞爾たり 御稜威洽し ビルマ派遣軍』。」