連続テレビ小説「エール」98話「栄冠は君に輝く」ネタバレ

佐藤家

(戸をたたく音)

久志「どうして ここが?」

裕一「昔 久志が住んでた家の ご近所さんに聞いた。 今日が お父さんの命日だってこと。」

久志「ご近所さんね…。 あの人たち お父さんの一周忌だっていうのに 誰一人 来やしない。 はあ… 人間って怖いよな。 父さんは自分の利益なんて二の次で いつも 人のこと 一番に考える人だったのに…。 僕が東京で音楽やりたいって言った時も 頑張れって送り出してくれた。 だから… デビューも 喜んでくれてるものだと思ってたから…。」

回想

「気の毒にな…。 心労がたたったんだべ。」

「久志君のことでも何だかんだ言われで。」

「戦争の歌なんか歌って あんたんとこの せがれは 戦犯みてえなもんだよって 随分 悪口言わっちだったんだわ。」

「久志君も 歌手なんてやんねえで こっちで お父ちゃんの跡継いでたら こだことには なんねかったんじゃねえかな。」

「んだからよ。 一人息子だからって 好き勝手させっから。」

「ほだな…。」

久志「僕が選んだ道が 父さん 苦しめた。 分からなくなったんだ。 どうやって生きていったらいいか。」

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