連続テレビ小説「エール」99話「栄冠は君に輝く」ネタバレ

ラーメン屋

池田「うん! 完璧じゃねえか! アハハハ… 大将 さすがだね。」

智彦「ありがとうございます。」

池田「あっ お勘定 こっちつけといてね。」

智彦「はい。」

池田「おい スープも全部飲めよ。 大将 渾身の味なんだからよ。 これ 全部 栄養だから 栄養。」

久志「あんた 本当 何しに来たんですか?」

池田「うん? ああ…。 まあ 強いて言えば 暇つぶしの のぞき見ってとこかな。 古山が えらく熱心でな…。 何としても友人を助けたいってさ。 俺はさ この年になるまで 友人っていう 人間に出会ったことないんだよ。 人は裏切るし 信用すれば痛い目見る。」

池田「そう思って生きてきた。 けど あいつは どうだ。 一点の曇りもなく 心の底から あんたを生涯の友と言い切って 何としても助けたいとさ。 ハハハ。(麺をすする音)うん…。 」

NHK

裕一「おはようございま~す。 おはようございます。 池田さん あの 昨日 本当にありがとうございました。 あの 昨日 結局 久志とは ど… どうなった…?」

池田「よし 出来た!」

裕一「はい?」

池田「10倍にして返せって言っとけ。」

裕一「じゅ…?」

長屋

藤丸「あの池田って人が この人のために 詞を書いてくれたってこと?」

裕一「うん。 すごくいい歌詞なの。 久志 この歌で レコード出さないか? 曲は 僕がつけるから。 コロンブスに話したら すぐにでも録音できるって。 僕は また 君と一緒に 音楽を作りたいと思ってる。」

藤丸「裕一さん お気持ちは ありがたいんですけど しばらくは そっとしておいてもらえますか? 体調も万全じゃないし ブランクもあるし いきなり録音っていうのは…。」

久志「いいよ。 歌うよ。」

裕一「えっ…。」

藤丸「ちょっと本気で言ってる?」

裕一「ほ… 本当に?」

久志「早いとこ 曲つけてよ。」

裕一「も… もちろん! すぐにでも作るから。 あっ ああ… よ… よかった。 久志…。」

コロンブスレコード
録音室

池田「本当に来んのかよ?」

(ドアが開く音)

藤丸「遅れて申し訳ございません。」

池田「ああ… ようやく登場か 優男。」

裕一「よかった…。 来てくれないかと思った。」

杉山「お願いします。」

池田「どうした どうした?」

藤丸「すみません もう一度 お願いします。」

久志「♬『暗い酒場の ダイスのかげに ひょいと覗いた 地獄の顔よ けむりふきかけ 笑って見たが 心淋しや 何處かのすみで すすり泣くよな 胡弓のひびき』。」

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