<何事も 凝りだすと 止まらなくなる茂。 今度は 家の改築熱に 火がついたようです>
(建築の音)
居間
布美枝「大工さん達 そろそろ 休憩かな?」
菅井「『マンガセブン』に 原稿 届けてきます。」
布美枝「行ってらっしゃい!」
石田「ちょっと 中 お邪魔しますよ。 にいさん 邪魔だなあ! おい!」
菅井「すいません。」
<漫画の仕事が途切れなく続く中 改築工事は 猛スピードで進みました>
玄関前
<ご覧ください。 調布の家は すっかり 様変わりしました>
菅井「はい 撮ります! うわっ!」
(セミの鳴き声)
仕事部屋
(ペンを走らせる音)
(電話の呼び鈴)
佐知子「はい 水木プロダクションでございます。」
北村「失礼しま~す! 先生 随分きれいになりましたね。」
茂「あんた こんな時間に来ても 原稿 上がっておれんよ。」
北村「いや 今日は 先に これを届けに。 遅くなりましたけど 改築のお祝いです。 おめでとうございます!」
茂「お~ きれいだな どうも。 そこ 置いといて下さい。」
北村「はい。」