連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第110話「鬼太郎ブームがはじまった」

2階

布美枝「やっぱり 誰か好きな人でも おるんだろうか…。」

回想

いずみ「フミ姉ちゃんみたいに 旦那様 当てにして 生きとる人ばっかりじゃ ないけんね!」

回想終了

布美枝「痛い事 言われちゃった…。」

仕事部屋

茂「そうですか。 『ゼタ』を引き受ける…。 まあ 悪い話では ないかもしれんですが 大手は 大手で それなりに ありますからなあ。 いやいや 相談には いつでも乗りますが 決めるのは 深沢さんですよ。 ええ。 はい それじゃ。」

茂「おう。」

布美枝「あ… コーヒー置いときますね。」

茂「ああ。」

布美枝「深沢さん どげされたんですか?」

茂「『ゼタ』も いろいろ あるようだなあ。」

布美枝「あの… ちょっこし 相談したい事が…。」

茂「あっ!」

布美枝「えっ?」

茂「いかん…。 『鬼太郎』の歌が まだだった。 早こと作らんと 後ろにも 締め切りが つかえとる。」

茂「(ため息) 漫画も ネタ詰まりだし こげしとっても何も思いつかんな。 よし… ちょっこし 自転車で そこら辺 ブラブラ回ってくるわ。 ああ。 何か急ぐ用か?」

布美枝「あっ ええんです。 行ってらっしゃい。」

茂「ああ。」

布美枝「(ため息) とっても 相談なんかできん。」

<日々 締め切りに追われ 仕事のことで 頭が いっぱいの茂には いずみの進路相談など できそうにありませんでした>

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