連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第124話「戦争と楽園」

学校

教室

留美子「それでね 今日はケーキとプリン 両方 作ってくれるって。」

女子1「わあ 楽しみ~!」

女子2「何人 集まるの? 誕生会。」

留美子「12人。」

女子2「12人も! 楽しみだねえ。」

藍子「これ どうしよう…。」

水木家

玄関

布美枝「わざわざ お暑い中 すいません!」

三井「いやいや。」

茂「やあ 三井さん。」

三井「よう ハハハハ…。」

茂「あれ?」

三井「誰だか分かるかい?」

茂「軍医殿? 笹岡軍医殿で ありますか?」

笹岡「村井君 久しぶりだね…!」

客間

茂「まさか 軍医殿が ご一緒とは。 お目にかかるのは終戦以来ですな。」

三井「宝塚近くの病院で 院長を やっておられてね。 先週 夏風邪で病院に行ったら ばったり。」

茂「三井さんも人が悪いですぞ。 知らせといてくれたら ええのに。」

三井「驚かせようと思ったのさ。」

笹岡「いやいや。 自分が 急に お願いしたんだよ。 君の話を聞いて 会いたくなってね。 ちょうど 東京で 学会があったもんだから。」

布美枝「何もないですけど…。」

三井「ああ お構いなく。」

布美枝「どうぞ。」

茂「そうだ。 軍医殿にはな 俺は 傷病兵の訓練所におった時に 随分 世話になったんだ。 マラリアの再発の時には 毎日 尻に 注射を打ってもらったわ。 ハハハ!」

布美枝「はあ 主人が お世話になりまして。」

笹岡「ああ いやいやいや。 2年前だったかな 病院に置いてある雑誌で 君の描いている漫画を見てね。 『敗走記』というやつだ。」

茂「ああ あれを。」

笹岡「それで 初めて 水木しげるが あの時の 村井君だと 気がついた訳だよ。」

茂「そうでしたか。」

笹岡「戦地でも 君は スケッチブックを小脇に挟んで ウロウロしてたでしょう。 漫画家になったって話を聞いて なるほどと思ってねえ。 いや~ 面白い兵隊さんだったんだよ!」

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク