連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第129話「おかあちゃんの家出」

光男「申し訳ありません。 3日 延ばして頂ければ なんとか… はい。」

中野「なんとかって無理だよなあ。 先生 倒れちゃったのに。」

品川「もともと 綱渡りみたいな スケジュールだったから…。」

中野「病気休載って事に してもらわないと…。」

菅井「しゃべってる間に 手を動かす! 先生は 今まで一度も 仕事に 穴を開けた事がないんだ!」

品川「でも 今回は いくら何でも…。」

菅井「やる前から 諦めちゃ ダメだよ。 先生がいない間 僕らが 頑張らないで どうするんだ!」

相沢「そうですね。 背景の指定は もらってるし やるだけ やりましょう。」

菅井「みんなで 締め切りに立ち向かおう!」

夫婦の寝室

茂「今 何時だ?」

布美枝「そろそろ 5時ですよ。」

茂「5時? こげしちゃおられん。」

布美枝「まだ 寝てないと ダメですよ。」

茂「そうはいかん。 あさってには 締め切りが 2つもある。」

布美枝「光男さんが 少し延ばしてもらうように 頼んでくれたそうです。」

茂「しかし…。」

布美枝「菅井さん達も 頑張ってくれとりますけん。 『過労の特効薬は ゆっくり休む事だ』って お医者さんが言ってましたよ。」

茂「ほんなら 晩飯まで寝るか。」

布美枝「はい。 よっぽど疲れとったんだな…。」

台所

藍子「お父ちゃん どうしたの?」

喜子「病気なの?」

布美枝「心配いらんよ。 ちょっと疲れただけだけん。 少し寝たら すぐ よくなるって。」

喜子「喜子 お歌 聞かせてあげようか?」

布美枝「もうちょっと よくなったらね。 そうだ! リンゴ すろうかな。 やっぱり お父ちゃんは バナナの方が ええかな…?」

藍子「お母ちゃん なんか 張り切ってるね。」

喜子「うん。」

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