連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」第89話「チャンス到来!?」

浦木「え?」

茂「山梨の親元。」

浦木「何?」

茂「漫画は 3年の期限つきだったそうだ。 時間がないと焦っとったのは そういう訳だ。」

浦木「お前 それ 知ってたのか?」

茂「ああ 帰る前に挨拶に来たけん。」

浦木「なぜ 止めなかった!」

茂「おう 何だ 何だ?」

浦木「知っていながら みすみす はるこさんを!」

茂「落ち着け!」

浦木「だら! これが 落ち着いておられるか! なぜ すぎに 俺に知らせんだった! 友達がいのない奴め!」

茂「友達じゃない!」

浦木「はるこさんも はるこさんだ! なぜ 俺のとこに 来てくれない!」

布美枝「会ったら かえって 別れが つらくなりますけん。 ね? それで 浦木さんの所には 行けなかったんですよ。 『よろしく伝えて下さい』って はるこさんが…。」

浦木「本当ですか? 奥さん。」

布美枝「え ええ。」

浦木「はるこさんが そんな事を…。」

布美枝「ええ… まあ。」

浦木「何という いじらしい 女心だろう。」

浦木「(すすり泣き)」

藍子「どうしたの?」

浦木「しっ しっ! この胸の痛みは 子供には 分からん。 ほれ ほれ!」

藍子「あ~!」

布美枝「あ~ あ~ あ! 浦木さん 意外に純情なんですね?」

茂「うん。」

浦木「もう 二度と会えないのかなあ。 はるこさ~ん!」

茂「俺は もう知らん。 仕事する。」

浦木「つきあえ!」

茂「え?」

浦木「飲みに行くぞ お前も来い。」

茂「え~?」

浦木「失恋の痛みは 酒で流すしかない。 友達だろう お前も来い!」

茂「だら言うな 俺は 酒は飲めん。」

浦木「いいから つきあえ!」

茂「押すな 俺は仕事だ 時間がない!」

浦木「お前がないのは 金だろ? 今日は 俺が おごってやる。 行くぞ!」

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