有馬「『コドモの新聞』の時間です 村岡花子先生です。」
花子「全国のお小さい方々 ごきげんよう。 これから 皆様方の新聞のお時間です。 最初のお話です。」
廊下
花子『大阪で ヒヒが逃げたお話です。 今朝の6時ごろの事です。 大阪市の ある幼稚園で 飼っていた大きなヒヒ… これは お猿の一種ですが 普通のお猿よりも 犬のように口がとがっています。 そのヒヒが どうしたのか 急に鉄の首輪をちぎって おりの中から飛び出し さあ 大変』。
スタジオ
花子「今日の新聞のお時間は ここまでです。 それでは 皆さん。 ごきんげんよう。 さようなら。」
廊下
もも「ごきげんよう…。」
<花子の声が 魔法の言葉のように ももの心にしみこんでいきました。 ごきげんよう。 さようなら。>