連続テレビ小説「花子とアン」第127回「新しい家族」【第22週】

廊下

もも「キャッ!」

旭「ああ ちょっと… 待って下さい!」

書斎

花子「もも?」

廊下

もも「困ります! やめて下さい!」

花子「ももに何するんですか!」

英治「花子さん どうしたの!?」

花子「この人が ももの事を…。」

旭「ももさんに お話がありまして…。」

花子「ももには 指一本触れさせません。」

旭「いえ! 決して怪しい者ではなく ももさんに折り入って…。」

英治「いやいや! 君 十分 怪しいよ!」

もも「お義兄さん やめて下さい! その人 かよ姉やんの店の 常連さんなんです。」

居間

花子「それで 絵描きさん。 ももにご用件というのは?」

旭「僕は 益田 旭といいます。 まだ無名ですが 近いうちに有名になる予定で…。」

花子「は…。」

旭「そのために ももさんに 絵のモデルになって頂きたいんです。」

もも「えっ?」

花子「絵のモデル?」

もも「また 変な絵を 描くんじゃないですか?」

旭「えっ…。 あっ 今度は ちゃんと描きます! 近いうちに 大きな展覧会があるんです。 僕に力を貸して下さい。お願いします。」

花子「あの… どうして ももなんでしょう?」

旭「それは… う~ん… どうしてかな?」

花子「分からないんですか?」

旭「これほどまでに 描きたいと思うのは どうしてでしょうね?」

英治「いや 私に聞かれても…。」

旭「う~ん…。 あっ 分かりました。 ももさん。 あなたが好きだからです。」

もも「えっ…。」

旭「お願いします。 僕のモデルになって下さい!」

花子「あっ… あっ もも!」

旭「あっ…。」

カフェー・タイム

かよ「もも… そんなに慌てて どうしたでえ?」

もも「はあ…。」

花子「もも… 足速いね。」

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