修和女学校
正門前
北澤「彼女たち 何をしてるんですか?」
はな「付け文を寄宿舎に持って帰ると 校長先生に 燃やされてしまうんです。」
北澤「えっ そうなんですか?」
松平「あっ 先生。」
茂木「あなたたち 何をしてるんですか。 早く お入りなさい。」
3人「はい。」
はな「はあ… びっくりした。」
北澤「こんなところを見つかったら 大変でしたね。 僕は 正月は金沢に狩ります。 しばらく お会いできませんね。」
はな「ええ…。」
北澤「今日は 本当に楽しかった。」
はな「ええ。 私も。」
北澤「今度は 新年会をやりましょう。」
<はなは 嘘をついているのが 急に つらくなりました。>
はな「北澤さん。」
北澤「はい。」
はな「実は… 私 給費生…。」
(鐘の音)
はな「すいません 今 何時ですか?」
北澤「5時1分過ぎたところですが…。」
はな「てっ! 大変だ 門限破っちまった!」
北澤「えっ?」
はな「北澤さん また。 ごきげんよう。 さようなら。」
<はなの初恋 この分では 先が思いやられますね。 ごきげんよう。 さようなら。>