連続テレビ小説「花子とアン」第19回「嵐を呼ぶ編入生」【第4週】

蓮子の部屋

はな「お食事のお時間です。 食堂へ ご案内します。 お食事のお時間です!」

蓮子「食堂へは 参りません。 こちらで頂きます。」

はな「えっ? …分かりました。」

はな「お食事をお持ちしました。」

蓮子「お入りなさい。」

はな「失礼致します。」

蓮子「もう 下がっていいわ。」

はな「え…。 失礼致しました…。」

廊下

はな「『もう 下がっていいわ』? 普通『ありがとう』よね。」

教室

茂木「今日から 皆さんと一緒に学ばれる 編入性の葉山蓮子様です。 クラスメートに ひと言 ご挨拶をどうぞ。」

蓮子「ごきげんよう。」

茂木「本当に ひと言ですね…。」

醍醐「葉山様。 ここの前は どちらの学校に いらっしゃったんですか?」

畠山「華族女学校ですか?」

醍醐「それとも ご両親のもとで 花嫁修業を なさっていらしたのかしら?」

蓮子「ご想像にお任せします。」

はな『前略。 おかあ お変わりありませんか? こちらは 今 校庭の桜が満開で それは それは 美しいです』。

安東家

朝市『かよと約束したとおり 私は 主席を取れるように 精進しています。 数学とお裁縫は どうしても苦手ですが 英語の勉強は やればやるほど 楽しくなります。 もうじき 田越こしですね。 おじぃやんに 無理して 腰を痛めんように 伝えてくれちゃあ。 おかあも お体を大切に。 Thank you. 花子』。」

ふじ「朝市。 いつも サンキューね。」

朝市「いいえ。」

はな『追伸。 朝市 勉強続けてるけ。 私も頑張るから 朝市も こぴっと頑張れし』。

教会

図書室

森「朝市君。 いつも感心だね。」

朝市「ふんだけんど うちの母は 『米作るのに 何の役にも立たん』って。 ここに来てるのも ないしょなんです。」

森「そう。 それじゃあ 人の役に立つ勉強を したら どうだろう?」

朝市「ほりゃあ どういうこんですか?」

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