稽古場
醍醐『おお 愛しいジュリエット。 私は そなたが望むなら いつでもモンタギューの名を捨てる覚悟は できている! キャピュレットの家に縛られているのは そなたの方ではないのか?』。
はな「いいですね。 醍醐さんのロミオ。」
茂木「うん。 ジュリエットより ず~っと適役だわ。 あとは 葉山さんね…。」
『おい えらい事になった。キャピュレット家の連中だ』。」
はな「あれ? あの… これ 蓮子さんの…。」
畠山「台本を置いて また おヘやに戻ってしまったの。」
蓮子の部屋
はな「これ 忘れてました。」
蓮子「わざわざ どうも。」
はな「稽古場に来て下さい。」
蓮子「皆さん 一生懸命すぎて 疲れちゃうんですもの。」
はな「蓮子さん 無責任すぎます! どうしてですか? どうして 舞台の主役なんか 引き受けたんですか! ちゃんと 説明して下さい。 蓮子さん!」
蓮子「復讐したい人がいるの。 はなさん。 私の復讐に つきあって下さらない?」
<ドキドキしていました。 こういう危険な香りのする人に 女の子は 心ならずも 引かれてしまうものなんです。 ごきげんよう。 さようなら。>