あらすじ
はな(吉高由里子)は前半部分の翻訳を完成させ、いよいよ芝居の稽古が始まった。しかし、自らロミオ役に立候補した蓮子(仲間由紀恵)は一向に稽古へ現れず、ジュリエット役の醍醐(高梨臨)ら級友たちは反発を強める。無理やり稽古場につれてきても全くやる気を見せない蓮子に、しびれを切らした醍醐は役を降りると宣言。騒ぎを聞きつけたブラックバーン校長(トーディ・クラーク)は、やってくるなり意外な提案をする…。
26回ネタバレ
修和女学校
教室
はな「蓮子さん…。」
畠山「葉山様 本当に 主役のロミオを やって下さるんですか?」
蓮子「ええ。 やります。」
(どよめき)
畠山「ほかに どなたか いらっしゃいませんか? いらっしゃらないようなので ロミオは 葉山様に決定します。」
(拍手)
蓮子「では ごきげんよう。」
<大文学会の主役に手を挙げた 蓮子様に 生徒たちは びっくり。 中でも 一番驚いたのは はなでした。>
醍醐「私 あの方がロミオなんて嫌。」
はな「醍醐さん…。」
醍醐「葉山様って 何を考えてるか分からなくて 何だか怖いんですもの…。」
<おやおや。 早くも ひと悶着ありそうですね。>
校長室
ブラックバーン『えっ、蓮子が?』
富山「本当に 葉山蓮子さんが ロミオ役を?」
茂木「はい。 生徒たちの話では 自分から手を挙げたそうです。 彼女も やっと前向きに なってくれたようですね。」
(通訳する富山)
富山「私は とても信じられません。 彼女が 本当に 心を 入れ替えたなら 話は別ですが そんなふうには見えませんし。」
教室
はな「第三幕までの脚本 出来ました!」
醍醐「待ってたのよ1 これで お稽古始められるわね!」
畠山「早速 印刷しましょう。 はなさんは 後半の脚本 急いで下さい。」
はな「はい。 お願いします。」
稽古場
畠山「第一幕 一場 キャピュレット家の広間。」
醍醐「『ああ どうすればいいの? パリス侯爵の愛を受け入れる事など 私には 到底できないわ』。 ロミオは?」
醍醐「ロミオがいなきゃ 始まらないじゃないの! 葉山様 稽古場にも 顔出さないなんて 本当に やる気あるのかしら?」
はな「続けてて。」
蓮子の部屋
はな「蓮子さん。 前半の脚本が出来たので 稽古場に来て下さい。 入りますよ。」